プレスリリース企業情報

宮崎県内においてIoTプロジェクト創出に向けた実証実験を始動!
~宮崎県IoT推進ラボ初の実証実験を県内4か所にて開始~

2018年3月7日

株式会社QTnet

株式会社QTnet(本店:福岡市、代表取締役社長:岩﨑和人)は、宮崎県内の4か所においてIoT技術を活用した実証実験を開始いたします。

QTnetは宮崎県IoT推進ラボ※1の取組に参画し、県内のIoT化の推進に向けたプロジェクトの検討を行っておりました。この度、宮崎県をはじめとする各自治体、及び県内外の大学・企業のご協力のもと実証実験を行うことで、県内の産業・社会インフラなどの生産性・利便性向上を目指します。

※1 宮崎県IoT推進ラボは、産学金官で構成する「みやざき新産業創出研究会『ICT利活用促進分科会』」を中心に、県内産業のIoT化を推進する宮崎県の取組です。(事務局:宮崎県商工観光労働部企業振興課、宮崎県工業技術センター)
(参考URL:https://iotlab.jp/local/area/miyazaki-pref-iot/

~実施内容~

下記のLPWA※2ネットワークを活用した4事例の実証実験を平成30年3月31日まで行います。
(詳細は別紙参照

※2 「Low Power Wide Area」の略称。携帯電話システムより低速ではあるが、低消費電力かつ広域通信が可能な技術の総称。

1. 坂元棚田での稲作環境データ収集[日南市]

  IoT機器を内蔵した4個のセンサーを水田付近へ設置し、測定データをリアルタイムで把握します。人手を使わずにデータを集めることで、運用コストの削減や農家への迅速なフィードバックが期待されます。

2. 高齢者見守りサービス[串間市]

  高齢者にGPSセンサー内蔵の端末を所持いただき、アプリケーション上に現在地や行動軌跡を表示します。居場所の確認ができることから認知症高齢者の徘徊防止・行方不明時の早期発見が期待されます。

3. バス運行状況サービス[宮崎市]

  宮崎県立みなみのかぜ支援学校の送迎バスにGPSセンサーを装着。バスの位置情報、到着時間を把握しアプリケーション上に運行状況を表示することでバス利用者の利便性向上へと繋げます。

4. チョウザメ養殖場管理サービス[東臼杵郡椎葉村]

  IoT機器を内蔵した水位測定センサーをチョウザメ養殖場の生簀に設置し、アプリケーション上に水位データをリアルタイム表示することで管理者の負担削減が期待されます。

今日IoT技術を用いたソリューションは拡がりを見せておりますが、現場での導入には様々な課題がございます。QTnetはそのようなお客さまの声にお応えするとともに、お客さまのIoT導入の際にお力添えになれるよう、今後も取組んで参ります。

以 上