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CROSSTALK

営業部門で活躍する理系学部出身者の集い

一般的には文系学部出身者が多い営業職。当社では理系学部出身の営業社員も活躍しています。
理系学部出身の営業であることの強みや、仕事をするうえで学生の頃の学びを活かせる場面などを語り合いました。

MEMBER

理系学部出身者がなぜ営業職?
それぞれの思いやきっかけ

川前

私は大学で主に数学とプログラミングの勉強をしていて、ゼミでは過去の数学者が発明した論法の証明や解読をしていました。就職活動を始める際、自分はこれから何がしたいのかを考え、辿り着いたのが“世の中に便利なサービスを届ける仕事”がしたいということでした。IT業界は最先端ですし、これからの暮らしに欠かせない役割を担うと思い、QTnetを志望しました。また、人とコミュニケーションをとることが好きだということもあり、世の中のニーズを直に感じたいという思いから、営業職を希望しました。

松浦

私も川前さんと同じように、お客さまと対面してニーズを引きだすことができる営業職に魅力を感じました。大学では主にプラズマ工学を研究していましたが、プログラミングや通信も勉強していたので、その知識を活かせると思ったのも当社を志望した理由です。理系学部出身だから営業職がまったく異なる分野という認識は特にありませんでした。ただ、やはり理系学部出身の営業希望者はめずらしいようで、就職活動の面接では注目され、多くの会社で話を聞いてもらえました。

川前

私も面接の時は「理系学部なのになぜ営業?」と何度も聞かれました。理系学部出身だからこそ、お客さまのニーズをきちんと技術職に伝えられる営業になれるのではという話をし、納得してもらえました。

後藤

私は大学で理学部に所属していたのですが、当時から抱いていた“仕事”のイメージが、お客さまに対して商品やサービスを説明する、販売するというもので、営業職そのものでした。思えば、そもそも技術職・営業職の区分を意識していたわけではありませんでしたね。ただ、同級生は技術職や研究の道に進む人が多かったので、私もめずらしいタイプだったと思います。当初から通信業界を目指していたということもなく、就職活動を行うなかで当社は第一志望になっていきました。

内田

私は当初、技術職で入社試験を受けていました。面接時に、技術職としてソリューション営業や法人営業に携わりたいと語った思いを汲み取っていただいたのか、営業職としての選択肢をご提案いただきました。大学と大学院では電力や半導体材料関係の研究をしていたのですが、就職では新しい分野に飛び込みたいという思いがあり、特に情報通信系を志望していたので迷いはありませんでした。結果、営業職志望として最終面接を受け、合格となりました。

写真:松浦さんのインタビューカット01

部内で情報共有をしながら
お客さまそれぞれのニーズに応える

後藤

私は2020年に入社し、法人営業部に所属しています。グループやチームは異なりますが、部内に同期は5名いて若手が多くはつらつとした部署だと感じます。私が所属する第1法人営業チームは6名体制で、主に金融機関のお客さまを担当しています。基本的には先輩とペアで、営業活動のノウハウを学べる業務体制なので心強いです。

内田

第2法人営業チームは製造・小売り・卸業の企業がお客さまとなります。私は福岡・熊本の製造業を中心に担当しているのですが、中小企業が多いため、予算に応じてQT PROのサービスだけではなくBBIQを提案することも。ほかにも、QTmobileの導入を勧めたり、最近はコロナウイルスの影響でテレワーク環境構築のお手伝いしたりも多いですね。

松浦

私は九州の地方自治体をお客さまとする公共営業グループに所属し、長崎・福岡の自治体を担当して、主に役所のシステムやネットワークの整備を行っています。それぞれの市町村のニーズに合わせてさまざまな提案を行うため、扱う商品は多岐にわたります。

内田

川前さん以外の3名は直販営業と呼ばれる役割を担っています。それぞれお客さまが違うので、業務で直接かかわることはありません。ですが、直販営業の社員はオフィス内に決められた席がなく、その日の気分に合わせて好きな席に座れるフリーアドレスなので、違うグループやチームの営業社員と接する機会は多いですね。

松浦

今日はたまたま私と内田さんが隣の席でしたね。共に業務を行うことはないけれど、似た事例があることは多いのでよく情報交換しています。

内田

ほかにも、チームによって販売する商品に偏りがあったりするので、普段私が販売に慣れていないサービスのことを他のチームのメンバーに聞いたり。気軽に相談がし合える雰囲気ですね。

川前

私は入社後5年間は直販営業だったのですが、その後経営企画部に異動し、今はまた法人営業部に戻り、営業計画グループに所属しています。直接お客さまのもとに出向くことはない、いわばバックヤードの役割です。年度の収入目標や、商品の販売目標をはじめとする営業戦略や計画全般の策定を主に行っています。

写真:後藤さんのインタビューカット01

お客さまと直接向き合う
営業職が感じるやりがい

内田

営業職としてのやりがいを感じるのは、お客さまに必要なサービスをきちんと提供できた時です。問題なく使っていただき、「あのサービスを入れてくれて助かった」とお客さまに言ってもらえると、頑張ってよかったと思いますね。直接お客さまと対面する営業職の醍醐味だと思います。

川前

確かにそうですね。感謝の言葉をいただけるのは素直にうれしいです。また、お客さまとの信頼関係を築くことができ「川前さんになら任せられる」と言われた時もうれしかったですね。さらにお客さまの役に立てるように頑張ろうという気持ちになりました。今の業務では直にお客さまと関わる機会はないのですが、同じような信頼感を上司や仲間にもってもらえるよう仕事に取り組んでいます。

松浦

それに加え、私の公共営業グループはまた違ったやりがいもあります。民間企業と異なり、自治体の案件を受注するためには入札制が基本となります。入札を有利に進めるために、普段から自治体に足を運んでニーズを聞き出し、予算や構築内容の準備を綿密に進める期間がとても重要になります。そうやって長い時間をかけて準備をし、受注できた時のよろこびはとても大きいですね。

後藤

私のグループでは金融機関のお客さまを担当していることもあり、取り組むプロジェクトも大規模なものが多いです。そこは大きなやりがいを感じるとともに、絶対に失敗できないという緊張感があります。社内の話になりますが、私の上司は部下のチャレンジを後押ししてくれるタイプの人。入社2年目の私にも、プロジェクトにおける重要な役割を任せてくれました。そのような上司や仲間へ成果報告を行い、認めてもらった時はモチベーションが上がります。

写真:川前さんのインタビューカット01

実践で活きるこれまでの学びや
理系学部出身ならではの論理的思考力

川前

営業全般に言えることですが、コストについて考えることが多くあります。数字や計算に苦手意識がないのは有利な点ではないでしょうか。そのほかにも、製品の技術的な仕様を把握することに抵抗がないというのも強みだと思います。

後藤

私の場合、大学で学んだ分野は現在の業務に直接関係することではありませんが、ネットワークは数字の世界なので、文系出身の方より抵抗なく業務に臨めているかもしれませんね。

松浦

抵抗感がないというのは確かにそうですね。私は学部で情報通信の基礎を学んでいたので特にそうです。例えばデジタルとアナログの違いなど、そういった基本的な概念を理解しているので、当社のサービス内容の根本的な内容などを理解するのは早かったと思います。

内田

私も大学での経験が活きていると思います。例えばよく行っていた実験には、現状の把握、実験、結果の検証という一連の流れがあります。こういったロジックの組み立ては、お客さまへの提案にも当てはめることができるのではないかという風に考えるようになりました。現状の分析を基に適切な商品を提案、そして導入というように。論文を書くために必ず必要な作業だったので体が覚えていますね。

写真:内田さんのインタビューカット01
松浦

論文ではあいまいな表現をしないように、というのもよく言われましたよね。

内田

それが裏目に出ることもありますね。企画書の内容で少しぼかして書かないといけないところをストレートに書き過ぎてしまったり(笑)。

川前

文章では、私も苦労しました。経営企画部にいた時に、プレスリリースを書く業務を任されていたのですが、文章を書くことに苦手意識があって…。それともう一つ、自分が理系っぽいと思うことが。人と会話する時に根本を探ってしまうんです。あいまいなままで終わらせられず、自分が納得するまで話をしてしまうのでスピード感が足りないんですよね。

内田

私は不特定多数の方へのコミュニケーション力の足りなさを痛感しました。入社後のBBIQ研修の時、一般のお客さまにサービスを勧める機会があったのですが、声を掛ける前にご加入が見込める?見込めない?などを分析してしまって。そういった考え方が仕事の邪魔をしてしまったこともありますね。まあ、性格によるところが大きいですが。

松浦

確かにそこは理系文系の関係はないかもしれませんね。私は学生時代に接客のアルバイトをしていたので、逆に得意でした。

後藤

社会人になって2年目でまだまだ学ぶことが多く、私より情報通信の知見に富んだお客さまがたくさんいらっしゃるのが現状です。今は仕事以外の時間で、情報収集をしたり、ネットワークの知見やビジネスに必要なスキルを身につけるなど、自己研鑽に取組んでいます。

写真:松浦さんのインタビューカット02

強みを伸ばし、
これから目指していく営業の理想像

内田

私は入社した時から“技術がわかる営業になる”という目標を心に持っています。商品の詳細を知らないと提案も販売もうまくできません。技術の情報もわかったうえで、はじめてきちんとお客さまに説明ができるのではないかと思います。そのために、毎年1つは通信やIT系の資格を取るようにしています。また、今年度の新入社員や内定者の勉強会で講師をさせてもらったこともあり、後輩の教育にも興味がわきました。

松浦

私は、教育分野のお客さまへの営業を経験してみたいと思っています。今後、子どもの教育に情報通信はますます欠かせないものになっていきます。部内にも教育分野を担当する営業グループがあるのですが、先輩方と話をすると、明確なビジョンややりがいをもっているのが伝わってきます。私もそういった業務に携わってみたいですね。

川前

私は直販営業で営業力を育み、経営企画部で会社全般の経営に関する知識を得て、現在の営業計画グループでは一つの部署を運営する力を身に付けたと思っています。次は経理など数字で会社を俯瞰できる部署で新たなスキルを身に付け、最終的には直販営業に戻りたいです。一つの会社の全体像が見えている営業社員は、お客さまの会社のこともおのずと見えてきて、お役に立てるのではないかと思います。

後藤

営業職として短期的な目標は、現在の金融チームで独り立ちして大きな仕事を担うことです。負けず嫌いな性格なので、同期ががんばっている姿を見ると火が付く思いがします。長期的な目標は職種に限らないものなのですが、現在の私の上司のようなビジネスパーソンになりたいです。仕事をしっかりこなせる方なのはもちろん“人を育てること”が巧みな方で、自分もそのように後輩や部下に接することができたらいいな、と思っています。身近に目指すロールモデルがいることは、社会人として幸せなことですね。

写真:内田さんのインタビューカット02

社会的スキルを高める
営業職という選択肢

松浦

学生に与えられた知識を吸収するための4年や6年という時間は社会人になるとなかなか確保できないものです。突き詰めたものでも、浅く広くであっても身に付けた知識は必ず強みになります。

内田

そうそう、学んだことが直接ではなくても、何かしら必ず活きてきますよね。私がそうだったように、技術職や研究職に理系出身者の気持ちが向くのもよくわかります。でも、人と関わるのが好きだったり、お客さまに近い立場で働いてみたいと思う気持ちがあったりするなら、営業職に魅力を感じると思います。

川前

社内の人間とばかり接するのではなく、営業職として様々なお客さまと関われることは、自己成長という面でも貴重な経験をさせていただいていると感じますね。

後藤

お客さまとの情報交換の中から着想を得て、提案を立ち上げプロジェクトを進めていくことは本当に楽しく、営業職は一番面白い仕事だと思っています。自分で業務スケジュールを決められるという面では、営業職だからこその働きやすさがあるとも思います。

松浦

理系学部出身の営業職はどの企業を見ても数が少ないと思いますが、企業からの需要は確実に高まっていますし、活躍の場も増えていると感じます。ぜひ理系学部出身の利点を活かして営業職にチャレンジしてほしいです。

(注)掲載内容は取材当時(2021年)のものです。

写真:後藤さんのインタビューカット02
写真:笑顔で会話する4人

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