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CROSSTALK

女性社員の活躍推進

ライフスタイルや働き方が多様化する今、一人ひとりにあった働き方を推進するQTnetでは、様々な部署でワーキングマザーが活躍しています
今回は子育てしながら働く女性社員3名が集い、育児と仕事を両立するために工夫していることや、実際に活用しているさまざまな社内制度についてお話しいただきました。

MEMBER

同じワーキングマザーでも
業務内容は三者三様

栗原

私はアクセス計画部アクセス統括グループに所属しており、アクセス3部署の予算管理や社外との契約関係等の業務を行っています。今回同席するお二人と、業務で直接かかわることはありませんが、なんとなく面識はありますね。

小野

栗原さんの旦那さんは私の同期ですね。

松下

そして栗原さんと私の夫が同じ部署にいますね(笑)。私は経営企画部で、中期事業計画の策定や、総務省担当として省庁向けプレゼンや法改正などにかかわる検討業務、九電グループ会社のリソース利活用に関する業務を行っています。

小野

私は法人営業部営業計画グループに所属しています。2ヵ月前に部内で異動し、現在のグループに配属されたばかりでまだ業務の全体像をつかみ切れていないのですが、法人営業部全体の予算・実績の管理、法人営業部内の社員教育に関する業務を担当しています。

松下

うちの子は4歳・1歳の女の子。小野さんはSNSでご覧になってると思いますが、怪獣2匹です(笑)。

小野

見てます、かわいい女の子ですよね。うちは上が5歳の男の子で、来年は小学生になります。下は女の子で2歳です。

栗原

うちは2歳の女の子が一人です。

制度活用と意識改革で
誰もが働きやすい環境へ

松下

コロナ禍以前は週2日のテレワーク制度でしたが、所属部署の部長は「使える制度は何でも使っていきましょう」と仰ってくれる方なので積極的に制度を活用していました。妊娠中は体調を崩しやすいので助かりました。現在はほぼ毎日テレワークです。出社は月に1、2回程度でしょうか。

栗原

私も現在は時短勤務とテレワークを活用しています。産休育休から復帰したときは復職支援プログラムも利用しました。これは、復職に向けて復職トレーニングをするもので、徐々に仕事に慣れていくことができる制度です。子どもが保育園に行きはじめた当初は「ならし保育」で短時間しか預けることができないので、うまく利用することができました。

小野

復帰直前の2週間使えるプログラムですよね。
当社の育休期間は子供の1才の誕生日の前日までで、子供を預ける保育園が見つからないときは延長申請ができます。保育園の入園時期の都合もあるため、延長できたことは私としては非常に助かりました。現在は時短勤務で、通常の勤務時間より1日2時間短縮して勤務しています。

松下

時短勤務ができると、早めに保育園にお迎えに行けて助かりますよね。

栗原

私はフレックス制度も併用しています。始業を1時間早めて、時短定時よりさらに1時間早く、14時50分に業務を終了しています。

松下

小さい子どもを育てていると仕方ないことですが、子どもはいつ体調を崩すかわかりません。勤務中はいつ保育園から連絡が来るかと、内心ドキドキしています。

小野

やっぱりそうですよね。私もいつ呼び出されてもおかしくないので、担当の仕事を先まで片付けるのが当たり前になりました。

松下

そうそう、急な呼び出しで不在になっても業務に穴をあけないように、Teamsなどの業務ツールを使って手持ちの仕事を同じ部署の社員と共有していますね。そういう面では、当社は大きく変わりました。以前はそのような業務ツールがありませんでしたから。テレワークやフレックスが当たり前になって、ずいぶん働きやすくなりました。

小野

社内の変化といえば、産休育休を利用する方が増えたな、と実感しています。さまざまな支援制度が整っているのはとてもよいことですが、以前は「子供がいるお母さん」だけが手厚くサポートされている感じがあり、制度を利用する際に気がとがめる思いがしていました。しかしコロナ禍を大きなきっかけに、テレワークやフレックス勤務を活用するなど、会社全体で働き方を変えていきましたよね。それによって、気持ちの上でも制度を利用しやすくなったと思います。

栗原

男性社員でも時間休を使って、お子さんを病院に連れて行くなど、育児のために休みを取る方が増えましたね。

小野

男性の方がそういうふうに業務をやりくりして育児している姿を見ると「もっとやって!がんばれ!」と心の中で応援していますね(笑)。

栗原

私の夫は検証等の業務を行う場合もあるため、テレワークやフレックスなどの制度を利用するのは難しい面があります。現場対応が必要な分野、専門技術が必要とされる分野では業務分担が難しいですよね。

松下

会社全体では、男性社員が育休を取りづらい雰囲気がまだ残っているようですが、女性が家庭生活と社会での活躍を両立するためには、男性も家庭に時間を向けられる環境であることが大切だと考えています。子どもが生まれたばかりの1ヵ月の間、あのときにしかない時間を子どもと一緒に過ごすことは、男性の人生にとっても大きく影響するのではないでしょうか。我が家で次女が生まれたときに、夫は育休ではなく有給休暇や特別休暇をフルに使って1ヵ月ほど家にいてくれたのですが、「長女が生まれたときに、この経験をしなかったのは本当にもったいなかった」と、後から言っていましたね。一生のうちに何度もある機会ではありませんし。

小野

「育休を使っていいですよ」という声掛けだけでは、なかなか実際の活用は進まないと感じますね。育休取得が当然のものになるまでは、会社として育休の取得を強く押し出してもらえれば、男性社員の皆さんにも育休の取得が進むと思います。

松下

制度そのものは整っていますからね。子どもを産んで働く環境としては非常に働きやすい会社です。周囲のワーキングマザーの友人に勤務状況を話すと驚かれますよね。

栗原

そうですね。いろいろと羨ましがられます(笑)。

限られた時間でも業務を止めないために
業務シェアリングの難しさと可能性

小野

以前の部署では派遣社員や契約社員の方が効率よく仕事を回せるように、業務をマニュアル化・ルーティン化していく業務を担当していました。現在も就業時間内に業務を終わらせるように、生産性を下げずに効率アップするにはどうすればよいか考えるのですが、限られた時間内で業務を完了させることが難しい場面はあります。しかし、会社全体を見ると忙しい方が多くて、こちらから業務をシェアすることが難しいと感じます。

栗原

気持ちでは業務をシェアしたいと思っていても、実際には難しいところがありますね。逆に、マニュアル化できない技術的・専門的な業務を担当されている方が忙しそうにしていても、簡単に「手伝います」とは言えなくて。

松下

私は職場の仲間が優秀なメンバーばかりなので、何かあればすぐにフォローしてもらえて助かっています。私の部署では、それぞれの業務に対して基本的にメインとサブの担当がつくように業務分担しており、誰か一人だけが状況を把握しているというふうにならないように、常に意識して情報共有しています。私がメインで担当する業務があれば、メインの方をサブとしてサポートする業務もあり、助け合える体制ができています。

子育てしながら働いて気づく
変化したこと、分かったこと
これまでにないやりがい

小野

子どもを持つ前は、時間外勤務して片付ければいいや…と考えることもあったのですが、意識して業務を時間内に完了させるようになりました。時間に制限があるだけに、ToDoリストをこまめに更新していくなどのちょっとした工夫で効率を重視するようになったのは、子育てするようになっていい方向に変化したことですね。また先ほども言ったように、急な対応が発生した場合に備えて先取りで仕事をこなすことが、はからずとも部署内の他の方にプラスに影響する場合もあって「小野さん、ここまでやっていてくれたんですね」なんて言われると嬉しいですね。

栗原

私の場合は業務そのものが変わり、以前は技術系の設計に近い業務をしていたのですが育休から復職する際に異動があり、業務スケジュールの立てやすい予算管理や社外との契約関係等の業務を担当しています。現在の業務は時短勤務に合わせて仕事量をコントロールしやすく助かっています。さまざまな作業を行っている間に、次にやるべきことを頭の中で整理するといった、マルチタスクが得意になりました。

松下

とは言え、いいことばかりでもなくて…。他の誰かに指摘されたということではなく自分自身の心の持ち方なのですが、時短勤務前の働き方と比べてしまって、以前はもっとできていたのに…と、ジレンマを感じてしまうことがあります。こんな小さな子どもを預けてまで働かなくてはいけないんだろうか?と悩むことも。それでもこうして日々仕事をできているのは、職場の仲間や家族のサポートのおかげだと感じます。

松下

つい先日の出社日に、業務が立て込み時短で上がれず、18時過ぎまで仕事をしたことがありました。保育園のお迎えは夫が済ませていたので、出社したスーツ姿のままで子どもたちが待つ家に帰宅したんです。すると子どもなりに感じるところがあったのでしょうね、その日は4歳の娘がお皿洗いをしてくれました。「お母さん、今日はお仕事がんばったから、私がお皿洗いしてあげる」って。働く母親の姿を見て、親の方から何も言わなくても子どもが感じ取ってくれたものがあったことで、会社で働いていてよかったとしみじみ思いました。仕事に対する評価から得られるものとは違う、子どもからもらえた働きがいですね。……ふだんは小さな怪獣なんですが(笑)。

小野

すてきなお話ですね!私も自分が働く姿を子ども達に見せることで、母親が働くことを肯定的に感じてくれたり、目標にしてくれたらいいなと思います。子ども自身が大人になったときに、パートナーが働くことを前向きにとらえてくれる息子や、お母さんみたいになりたいと思ってくれる娘だったら嬉しいです。

栗原

うちは子どもがまだ小さいこともあって、そういった具体的なエピソードはないのですが、これから育っていく中で楽しみにしておきます。

スキルや知識で制限をカバー
目指すは働くお母さんのロールモデル!

小野

今後は、限られた勤務時間をスキルや知識でカバーできる人材を目指したいですね。現在の業務にもかかわることから、企業会計などの勉強を近い将来の目標にしたいです。資格取得に関しては会社から補助がありますし、社内で開催される経理業務の研修にも、本人の希望で受講できます。

栗原

私も予算関係の業務をやっているので、簿記会計を勉強したいと思っています。また、技術系の部署はこれまで女性社員が少なかったですが、だんだんと女性社員も増えてきているので、そういった方々のロールモデルになることを目標にしたいです。自分がどのように支援制度を利用したか、困ったときはどうやって解決したかなど、アドバイスをしていきたいです。

(注)掲載内容は取材当時(2021年)のものです。

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