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冨田 大介

INTERVIEW

現場で培った経験を活かし、
技術部門の人材育成を担う

田 大介DAISUKE TOMITA

冨田 大介

技術系

アクセス計画部 アクセス統括グループ

冨田 大介

2012年度入社 大分大学 工学部 知能情報システム工学科卒業

会社での立ち位置、
入社のきっかけ

光通信事業に欠かせないケーブル関連業務の中でアクセス系(当社局舎~お客さま宅内)を担当

私が所属しているアクセス計画部はアクセス系と呼ばれる3部署の一つです。アクセス系の部署では、当社が提供する個人のお客さま向けのFTTHサービスであるBBIQや自治体・金融機関をはじめ、多くの法人のお客さまの通信ネットワークサービスとして利用いただいているQT PROといった、当社の光通信事業に欠かせない光ファイバーケーブルの新規構築やケーブルネットワークの管理及び保守部分を担当しています。当社の局舎から光ファイバーケーブルを延ばして電柱やマンホール等を経由し各家庭やオフィスに光ファイバーケーブルを引込み、回線提供していく業務を行っています。実際の提供工事は工事会社にお願いしており、社員はオフィスワークが中心となります。そのなかで、アクセス計画部はアクセス系業務全体の大きな計画を立てる役割を担っています。さらに部内のアクセス統括グループの業務の一つとして資機材管理業務があり、私は工事に必要な光ファイバーケーブル及びその他資材の選定や発注を担当しています。工事がスムーズに進むための、資材の手配や管理を行っていると言うとわかりやすいでしょうか。その他のメイン業務として、アクセス系部署の技術者育成のために年間30回以上の研修を開催しているのですが、その研修の計画や調整といった全体の取り纏めを任されています。

私が就職活動をしていた大学3年生のとき、東日本大震災が発生しました。震災に関するさまざまなニュースを目にしているうちに、インフラの安定供給がいかに人々の暮らしにとって大切かということを考えるようになり、インフラ系に絞って就職活動を行うことにしました。通信は、水道・電気・ガスと並んで暮らしに欠かせないものですし、必要とされる場面も今後ますます増えていくのではと考え、そういった将来性にも魅力を感じました。また、生まれ育った九州で働きたいと思っていたので、福岡を拠点とするQTnetに入社したいと思うようになりました。

冨田 大介

自身の成長エピソード

工事会社への出向を機に、
技術者としてのスキルがアップ

私は入社して現在まで9年間アクセス系の部署で働いています。これまでに、BBIQの資材管理や工事管理のグループに所属していました。どこの部署でも同じですが、最初のうちは一から業務を理解することにとても苦労したことを覚えています。様々な資材の使用用途も分かりませんでしたし、正直に言うと、とりあえず必要な資材の数量と納期が間に合えばいい、というくらいの気持ちで業務に取り込んでいました。実際の現場作業や資材を見る機会も少なかったので、その資材の必要性が分からないまま時間が過ぎて行ったという感じです。

しかし、入社して4年後、約2年間、当社のアクセス工事を担当している工事会社に出向したことで意識が大きく変わりました。そこでの仕事は、自分自身が電柱に昇柱して光ファイバーケーブルを延線したり、お客さま宅に伺い開通工事をしたりと現場作業が中心でした。これまで発注だけをしていた資材を実際に使って工事を行ったり、工事のトラブル対応に取組んだりするうちに、それまで疑問に思っていたこと、きちんと把握できていなかったことが少しずつ理解できるようになりました。私が当社のアクセス系工事を請け負っていただいている会社への最初の出向者だったのですが、この機会をいただけたことに今でも感謝しています。

QTnetに戻ってきてからは出向経験を活かした業務にも取組んでいます。アクセス系部署では、以前の私のように、現場を知らないまま施工管理をしている技術者が多い状況が課題となっていました。そこで、2019年頃からケーブル技術者の早期育成を目標に人材育成にも力をいれて様々な研修を計画し実施しています。私が計画から準備、講師までを行う研修では、社内にいながら現場作業を少しでも多くの方に理解していただけるよう工夫をしながら研修を実施しています。工事会社の方を招いて現場で使用する資材の説明をしていただいたり、作業の一部を実際に私が行い、その様子を動画で撮影・編集し研修受講者の方に見ていただいたりしました。研修受講者の反応もよく、研修後のアンケートでは「わかりやすかった」という声をたくさんもらいほっとしました。研修を実施する中で意識しているのは、正しい情報を伝えることです。曖昧な知識を教えると、受講した方はその情報が正しいと認識してしまいます。ですので、準備段階で自分自身も改めて勉強し直すようにしています。これは、自分の理解を深めることにも役立っています。こういった研修を行うことで、以前よりも踏み込んだ内容の問合せや質問が増えるなど、受講者のレベルアップを肌で感じると、研修をやって良かったと実感しています。

冨田 大介
冨田 大介

目標・ビジョン

自分たちがよければいい、
ではない環境を作り出したい

これから私が取り組みたいと思っているのは、現場の作業負担の軽減です。現場作業に従事いただく方の高齢化や、20代30代の若手技術者の離職率増加に伴い、将来的に作業員の確保が難しくなることが懸念されています。働き方改革もまだまだ現場までは行き届いておらず、労働環境が過酷な中で作業いただいていることも多々あります。私たちは現場に行くことは少ないですが、「工事会社がすることだから」と言って無理な工程や安全を軽視した依頼を行うと、工事会社と溝ができてしまいます。

発注者、工事会社と立場を割り切るのではなく現場で作業される方を一番に考え、これからも当社のケーブル工事に率先して従事いただけるような関係を築いていけるように取り組みたいです。

また、私自身が長年アクセス系部署に所属しているので、別の部署で経験を積んでみたいという思いもあります。アクセス系の業務内容はある程度理解できましたので、このまま専門性を極めるという選択もあるのですが、もう1回くらい異動した時のような経験をして初心に帰らないと怠けてしまいそうで心配です(笑)。ずっと同じところにいると視野が狭くなってしまい、工事会社やお客さまに対し気づけることにも気づけなくなる恐れもありますし、自分のためにも新しい分野へチャレンジしたいと思います。

冨田 大介

仕事とプライベートの両立

働きやすい恵まれた環境
休日は家族とすごしてリフレッシュ

もうすぐ入社10年目を迎えるのですが、大学の友人と話していると長く勤めていることに驚かれます。当社は勤続年数が長い社員が多く、それは働きやすい環境が整っているからだと思います。入社した時から、上司には「休めるときには休んで」と言われていたように、休日・休暇はきちんと取ることを推奨されています。また、時間外勤務手当がしっかり支給されることにも満足しています。そういった待遇がしっかりした会社ですので、会社のためにがんばろうという思いも生まれ、長く働く人が多いのではないでしょうか。

アクセス系部署は台風シーズン等の非常災害時には先頭に立って動く部署です。障害復旧のために休日夜間問わずローテーションで出勤が必要になることもあります。そういったシーズン以外では、基本的に休暇はしっかり取れています。休みの日の過ごし方は、家族と過ごすことが多いですね。子どもがまだ小さく平日になかなかコミュニケーションが取りにくいので、その分たっぷり遊んでいます。

(注)掲載内容は取材当時(2020年)のものです。

冨田 大介

career社内経歴

  • 2012年

    BBIQ設備部 管理グループ(BBIQ工事に使用する資機材の管理)

  • 2014年

    BBIQ工事センター BBIQ工事グループ(BBIQ工事における工程調整)

  • 2016年

    線路系工事会社に教育出向 線路設備に関する業務全般(工事業務・保守業務・作業工法・資機材の取扱い等)

  • 2018年

    ケーブル設備部 ケーブル計画グループ(新しい資機材や工法の導入検討)

  • 2019年

    アクセス計画部 アクセス統括グループ(アクセス工事に使用する資機材の管理、アクセス系部署の教育・研修)

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